人類の歩みの歴史が足元に!縄文人の「エジプト型」は山を駆け巡る最強の骨格
普段、靴の中に隠れていて意識することの少ない足の指の長さ。実はここにも、私たちの祖先がどんな場所で、どのように暮らしていたのかという壮大な歴史が刻まれています。
日本人の約7〜8割を占める、親指が一番長い「エジプト型」は、もともとのベース(基本の形)である縄文人の強い特徴です。
縄文時代の日本列島は、険しい山や豊かな森に囲まれていました。彼らはクツを履かず、裸足(または簡単な毛皮の靴)でデコボコした山の斜面を登り、獲物を追いかける狩猟生活をしていました。このとき、親指が一番長い骨格だと、地面をグッと力強く踏みしめることができ、体の重心がピタッと安定します。つまり、日本の山岳地帯を生き抜くための「最強のアウトドア仕様」の足だったのです。
一方、のちに大陸から渡ってきた弥生人に多く見られるのが、人差し指が長い「ギリシャ型」や、指の長さがほぼ揃った「スクエア型」です。大陸の平坦な土地を長い距離歩いたり、ぬかるんだ水田の中で効率よく作業をしたりするような、彼らの新しいライフスタイルや環境に適応していく中で、これらの骨格が独自の強みとして受け継がれていきました。
あなたの足の指の形は、祖先たちが「日本の険しい山を裸足で駆け巡っていた」のか、それとも「広大な大陸や平野を歩んできた」のかという、遙かなる旅路の記憶を今に伝えているのです。
