皮脂を敵にしないで!あなたの肌に眠る、過酷な大自然を生き抜いた誇り高き遺伝子
夕方になると鏡に映るおでこや鼻筋のテカり、繰り返しできるニキビ――。現代の美容シーンでは「肌敵」として目の敵にされがちな皮脂(あぶら)ですが、人類進化の壮大なドラマから紐解くと、その正体は生命を守り抜いてきた「最強のプロテクター」です。
そもそも猿から人間へ進化する過程で、人類の祖先は体温を効率よく下げるために全身の「体毛」を脱ぎ捨てました。しかし、毛という強固なバリアを失った素肌は、直射日光や乾燥、そして目に見えない病原菌に無防備に晒されることになります。そこで皮膚が独自に生み出した天然の防護服こそが、皮脂と汗が混ざり合ってできる「皮脂膜」でした。
この自前のプロテクターを最大限に発達させたのが、日本の太古の森を生きた縄文人です。
彼らが暮らしていたのは、病原菌や雑菌が爆発的に繁殖しやすい、世界的に見ても過酷な高温多湿の環境でした。雨に濡れ、強い日差しを浴び、草木や害虫と接触する野生の生活。その環境から皮膚を保護し、乾燥や感染症を防ぎ切るため、縄文人の体は皮脂腺を活発に働かせ、強固な撥水・抗菌バリアを常に張り巡らせる遺伝子を定着させていったのです。
そう考えると、夕方のテカりや皮脂トラブルの見え方は一変します。それは決して「不必要な汚れ」などではなく、過酷な大自然を生き抜いた誇り高きバリア機能のたくましい名残りなのです。
現代の強力すぎるケミカルな洗浄成分で皮脂を根ぎこそぎ落としてしまうのは、先人たちが育んできた天然のプロテクターを自ら剥ぎ取ってしまうようなもの。無理に奪い去るのではなく、自然のミネラルで優しくバランスを整えるケアこそが、私たちの肌本来のルーツに最もしっくり馴染みます。
自然のちからで肌を整えるには龍神のしずくをどうぞ。
