「暑さも寒さも無理!」なあなたへ。体質に刻まれた縄文人と弥生人のサバイバルレース
日本の四季は美しいですが、季節の変わり目ごとに「夏は暑すぎるし、冬は寒すぎる…」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。実はこの「気温への耐性」にも、私たちの祖先がたどった壮大な旅の歴史が関係しています。
■ 縄文人:太陽の恵みを受けた「サマータイプ」
縄文人の祖先は、温暖な南方ルート(東南アジアなど)を経て日本列島に定住したと考えられています。 そのため、日本のジメジメとした夏の暑さや湿度には比較的強く、一方で冬の凍えるような寒さはやや苦手な遺伝的体質を持っていました。
■ 弥生人:氷河期を生き抜いた「ウィンタータイプ」
対する弥生人の祖先は、シベリアなどの極寒の地を何世代も生き抜いてきたタフな集団です。 激しい寒さの中で生き残るため、効率よく体内で熱を生み出し、体温を逃がさない「寒さに非常に強い代謝システム」を獲得して日本列島へ渡ってきました。
「どちらにも弱い!」というあなたへ 「私は夏も冬も苦手だけど、一体どっちのタイプ?」と思った方も多いはず。実は現代人の多くがあなたと同じ状態です。 現代人は、縄文人と弥生人の遺伝子が混ざり合った「ハイブリッド」。双方の弱点(縄文の寒がり、弥生の暑がり)を同時に引き継いでしまっているケースがよくあります。さらに、エアコンなどの快適な環境によって、人類本来の体温調節機能が少しお休みしている状態なのかもしれません。
